HTMLソースの相対パスの変換(Abs2Relプラグイン)

概要

Abs2Rel プラグインは、出力する HTML ファイル内のリンク ( href, src, action ) をそのファイルを起点とした相対パスに変換します。

スクリーンショット: プラグイン「Abs2Rel」の設定

有効化

  • プラグイン「Abs2Rel」の設定ダイアログにある「静的コンテンツ」チェックボックス、「動的コンテンツ」チェックボックスにチェックを入れます。
  • スコープ( システムまたはスペース )毎に 有効 / 無効 を切り替えることが可能です。

相対パスへ変換する条件

下記条件を満たす場合に相対パスへの変換が行われます。

  1. ファイルの拡張子
    • ファイルの拡張子がマッチする時
  2. HTML 属性
    • href
    • src
    • action
  3. HTML 属性値
    • 対象ファイルの URL と同じドメインの URL
    • ドキュメント相対パス ( / 始まりのパス )
  4. プラグイン設定の「除外設定」にあてはまらない
    • ディレクトリ
    • リンク URL

変換例

ファイル URL 変換前 変換後(ルート相対パス) 変換後(相対パス)
http://example.jp/index.html <a href="http://example.jp/dir/file.html"> <a href="/dir/file.html"> <a href="./dir/file.html">
http://example.jp/index.html <a href="/dir/file.html"> <a href="/dir/file.html"> <a href="./dir/file.html">
http://example.jp/dir/file.html <a href="http://example.jp/index.html"> <a href="/index.html"> <a href="./../index.html">
http://example.jp/dir/file.html <a href="/index.html"> <a href="/index.html"> <a href="./../index.html">
http://example.jp/dir/file.html <a href="http://example.jp/dir/file.html"> <a href="/dir/file.html"> <a href="./file.html">

プラグイン設定

静的コンテンツ
静的コンテンツに対して処理を行います。
動的コンテンツ
動的コンテンツに対して処理を行います。
システム設定を利用する
システムのプラグイン設定の値を利用します。
* ワークスペース毎のプラグイン設定にのみ表示されます。
*「静的コンテンツ」「動的コンテンツ」はワークスペース毎の設定値が利用されます。

設定

ファイルの拡張子
変換処理の対象とするファイルの拡張子を指定できます。
例 ) html,php
* カンマ区切りで複数の拡張子を指定できます。
パス変換の種類
ルート相対パス もしくは 相対パス を選択出来ます。
* ルート相対パスとは / から始まるパスです。
補完するファイル名
/ で終わるリンクに補完するファイル名を指定します。
例 ) index.html

除外設定

BASE要素を変換しない
<base href="..."> 内については変換処理を行いません。
SCRIPT要素内を無視する
<script>〜</script> 内については変換処理を行いません。
HTMLコメント内を無視する
<!--〜--> 内については変換処理を行いません。
ディレクトリ
変換処理の対象外とするディレクトリを指定できます。
ディレクトリはドキュメントルートを基準 ( / 始まりのパス ) で指定します。
例 ) /path/to/target/dir/
* 改行区切りで複数のディレクトリを指定できます。
リンク URL
変換処理の対象外とするリンク URL を指定できます。
例 ) http://example.jp/dir/file.html
* 変換対象となるファイル URL ではなく、HTML 内のリンクテキストの除外設定です。
* 後方一致でマッチさせます。
* 改行区切りで複数の リンク URL を指定できます。