アルファサード株式会社(大阪府大阪市、代表取締役 野田純生)はウェブサイト「政府広報オンライン」に自社開発の CMS(コンテンツ管理システム)の PowerCMS X が採用されたことを発表しました。
政府広報オンラインは「あしたの暮らしをわかりやすく」をモットーに、政府の取り組みの中から、生活に身近な話題や情報を記事や動画で分かりやすく紹介するウェブサイトで内閣府大臣官房政府広報室が運営しています。
リニューアル前は「政府広報オンライン」「政府インターネットテレビ」という2つのウェブサイトであったものをリニューアルを機に統合し、PowerCMS X で動画を含む全てのコンテンツを管理しています。
PowerCMS X 上で静的 HTMLファイルを生成し AWS の S3 にリアルタイムに同期、CloudFront を経由して高速にデータを転送する仕組みを構築しました。動画データのうち過去動画については PowerCMS X の機能により HLS形式に変換、本番運用時には AWS Elemental Media Convert を利用して HLS形式に変換して配信しています。
ストリーミング再生に対応したオープンソースの JavaScript動画再生ライブラリの「Video.js」をカスタマイズしたオリジナルの動画プレイヤーを開発しました。 PowerCMS X の管理画面上でチャプターや字幕の編集を可能にしており、アクセシビリティを確保した動画配信を可能にしているほか、動画のアノテーション(自動で関連性の高い動画や記事をお勧めする機能)にも対応しています。
必要とされる機能の多くを PowerCMS X の標準機能として開発しました。
自然言語処理の技術を活用した自動ふりがな作成機能では、取得済み特許技術を活用し、検索エンジンやスクリーンリーダーによる読み上げとの相性の良いルビとしています。また、アルファサードの提供する、やさしい日本語化支援サービス「伝えるウェブ」を導入し、ボタンを1クリックするだけでウェブサイト上のテキストを「やさしい日本語」に言い換えることができます。
導入に際しては、AWS関連の技術力を活かして株式会社電通デジタル、株式会社ディレクターズとともに、デジタル庁の「ガバメントクラウド」への移行を実施し、セキュアでコストパフォーマンスの高いシステムを構築しました。
アルファサードは今後もソリューションの開発・提供を通じて「我々が生み出すソフトウェアとサービスによって、日本のDXを正しい方向へ導く」ビジョンの実現に向けて取り組んでまいります。