本日より、PHP 7.4に対応したPowerCMS X ver.2.01の提供を開始します。
PowerCMS X は、日本国内で導入実績 3,000 サイトを超える、高性能・高機能のハイエンド CMS「PowerCMS」のノウハウを活かして、全くゼロベースで設計・実装されたリリースから1年の新しいCMSです。 PowerCMS X は、開発言語 PHP で書かれ、高い拡張性、高速な静的ファイルパブリッシュを特徴としています。
PowerCMS X ver.2.01は、PHP 7.4に対応した他、PowerCMS X2.0リリース以降に発見された問題を解消し、いくつかの新機能を追加したバージョンです。
また、本日あわせて PowerCMS X ver.1.1系の最新版である PowerCMS X ver.1.116 の提供を開始します。
新機能
- プラグイン「MTMLReference」を追加しました。管理画面でテンプレート・タグリファレンスを参照・検索できます。
- プラグイン「SearchEstraier」でインデックスに含めるメタタグを指定可能になりました。
- プラグイン「SearchEstraier」に環境変数「searchestraier_force_ngram」を追加し、ブロックタグ「mt:estraiersearch」タグに「ngram」属性を追加できるようになりました。
- スコープの設定に「リンクURL」を追加し、管理画面からの「ページを見る」リンクをカスタマイズできるようにしました。
- PHP 7.4 向けに「preload.php」を追加しました。
- ブロックタグ「mt:(model名)+tags」に「include_private」属性を追加しました。
管理画面にタグリファレンスが追加されます。
動的に作成されるダイナミック・タグを含むすべてのタグのリファレンスの一覧を表示し、キーワードで検索することが可能です。
修正・改良された機能
- スコープごとの設定で「ファイルを出力」にチェックのない時サムネイルを出力しないようにしました。
- ファンクションタグ「mt:assetthumbnailurl」タグで widthもしくはheightが空もしくは0指定でエラーになる問題を修正しました。
- ブロックタグ「mt:estraiersearch」タグで属性「add_conditions」が有効にならない問題を修正しました。
- ファンクションタグ「mt:columnproperty」タグがテーブルを特定せずに値を読み込む問題を修正しました。
- リレーションの選択ダイアログ内でキーワード検索してからオブジェクトを選択した時、追加オブジェクト以外のリレーションが外れる問題を修正しました。
- プラグイン「HTMLImporter」で抽出条件で「XPath」指定時に「substring-after」などの条件指定時に値が取得できない問題を修正しました。
- PHP 7.4 で一部の処理で warnings が出ていた問題を修正しました。
- Windows 環境で文字コード UTF-8 のCSV/テーマのインポートに失敗する問題を修正しました。
- theme.jsonに「publish_theme」を指定可能になりました。「false」を指定するとテーマの適用時に再構築処理を行いません。
- プラグイン「BannedWords」で「タグ」の置換設定をしても置換されない問題を修正しました。
- PADOクラスの「get_by_key」メソッドで'BINARY'=>'value'や配列を指定した時に値がセットされない問題を修正しました。
- URLマップのファイル出力「静的 (遅延)」を選択した時、再構築トリガーのチェックボックスが表示されない問題を修正しました。
- フィールドデータをテーマに含められるようになりました。
- プラグイン「BatchApproval」でオブジェクトの user_id のユーザーが削除済だった時にエラーになる問題を修正しました。
- ワークフロー機能で承認依頼済みのオブジェクトの公開時に承認依頼者へメールが送信されない問題を修正しました。
- プラグイン「LivePreview」で、ログアウト時にクッキーをクリアするようにしました。
- ログイン・ログアウト処理に対応するコールバックを追加しました。
- 「take_down」フックを追加しました。
- ダイナミック・パブリッシングで、一旦非公開したものを再公開した時に削除フラグが外れない問題を修正しました。
- 新規オブジェクトの作成時に「perlmalink」が作成されないケースに対する修正をしました。
- 一覧画面でフィルタを連続して適用すると正しくフィルタされない問題を修正しました。
- 環境変数「cache_driver」が「Memcached」の時、プラグインの localeが更新されない問題を修正しました。
- 環境変数「cache_driver」が「Memcached」の時にコンパイルキャッシュディレクトリがセットされない問題を修正しました。
- temp_dirの古いディレクトリを定期実行タスクでクリーンアップするようにしました。
- 画像の編集機能で画像を回転させた時に Canvasにフィットさせるようにしました。
- 添付ファイルの削除にチェックを入れた後にファイルを再アップロードした時に削除のチェックが外れない問題を修正しました。
- ログインユーザーが下書きページを見る時、正しいURLのみ見せるようにし、変更されたURLではページを見られないようにしました。
- 同一アーカイブに複数のURLがある時 get_permalinkが正しい値を返さないことがあるケースを修正しました。
- 重複URLを定期実行タスクでクリーンアップするようにしました。
- 管理画面のサムネイル表示について、透過画像用に格子模様の背景画像を指定するようにしました。
- Prototypeクラスの「build_path_with_map」処理後にコンテキストをリセットするようにしました。
- Internet Explorer で一部のチェックボックスがチェックできない問題を修正しました。
- テーマに対する権限をインポート+ビューの公開+URLマップの作成権限のAND条件に変更しました。
- 環境変数「allow_static」で閲覧可能対象とする拡張子について環境変数「denied_exts」に沿ってブラックリストでチェックするようにしました。
- アセットオブジェクトに対して同名ファイルをアップロードした時にリネームするようにしました。
- 環境変数「remove4byte」を追加しました。データベースが4バイト文字を扱えない時、リクエストの値からから4バイト文字を削除し、アップロードファイル名では4バイト文字を rawurlencodeします。