PowerCMS X ver.2.5リリースノート

公開日  :  2021-02-22 09:30

version 2.5

  • テンプレート・タグを強化。mt:entriesなどのブロックループタグで category(categories), tag(tags)など、リレーションの値を属性として指定できるようになりました。
  • バックグラウンド処理や再構築キューの実行速度を改善する環境変数を追加しました。最大で約3倍の実行速度となります。
  • 管理画面にスタイルシートやJavaScriptを追加できる環境変数「user_css」「user_js」を追加しました。
  • 設定に依存せず、最大2GBのファイルアップロードに対応するプラグイン「FileUploader」を追加しました。

新機能

  • 環境変数「user_css」「user_js」を追加しました。管理画面にCSS、JavaScriptを追加します。
  • プラグイン「FileUploader」を追加しました。データベースのバイナリカラムにデータを格納しないファイルアップロード機能を提供します。設定に依存せずに自由なパス名・ファイル名で最大 2GBまでの大きなファイルをアップロードできます。
  • ファンクションタグ「mt:unset」を追加しました。name属性を指定してテンプレート変数を未定義にします。
  • オブジェクト複数形のブロックタグ (mt:entries等)でリレーション名または関連オブジェクトのモデル名でのフィルタリングに対応しました。AND OR NOT が指定できます。括弧による条件のグルーピングには対応していません。
  • オブジェクト複数形のブロックタグ (mt:entries等)でタグ属性「author」をサポートしました。
  • ブロックタグ「mt:rankedobjects」内で変数「object_id」をセットするようにしました。
  • 環境変数「sethashvar_compat」を追加しました。「false」を指定すると、ブロックタグ「mt:sethashvar」の中で「mt:setvarblock」もハッシュ変数の対象となります。
  • グローバルモディファイア「urldecode」を追加しました。
  • ファンクションタグ「mt:query」タグに values属性を追加しました。配列のキーを空にした値を返します。
  • ブロックタグ「mt:rankedobjects」にタグ属性「min_count」を追加しました。指定回数以上アクセスされた URLのみを出力できます。
  • ブロックタグ「mt:rankedkeywords」にタグ属性「min_length」「min_count」を追加しました。指定文字数以上のキーワード、指定回数以上検索されたキーワードのみを出力できます。
  • 「mt:include」タグにタグ属性「triggers」を追加しました。カンマ区切りまたは配列で指定したモデルのオブジェクトの更新によってダイナミックパブリッシングのキャッシュをクリアします。
  • ブロックタグ「mt:includeblock」を追加しました。テンプレート変数'contents'にブロックのコンテンツをセットして、mt:includeタグを呼び出します。
  • ファンクションタグ「mt:include」ブロックタグ「mt:cacheblock」に cache_ttl属性と triggers属性の指定のある時、再構築プロセス終了後もキャッシュを破棄せずに次回以降も再利用されるようにしました。
  • 環境変数「multiplenotifications_to_same_group」を追加しました(初期値 false)。trueを指定すると、プラグイン「MultipleNotifications」で同じグループのユーザー間でもメールを通知します。trueの代わりに「2」を指定すると操作した本人を除いたユーザーへ通知します。
  • 環境変数「multiplenotifications_to_all_publisher」を追加しました(初期値 false)。trueを指定すると、プラグイン「MultipleNotifications」でオブジェクトの公開時に通知メールをすべての公開者に送信します。trueの代わりに「2」を指定すると操作した本人を除いたユーザーへ通知します。
  • 環境変数「list_reorder_interval」を追加しました。一覧画面で行をドラッグ&ドロップした時の数値の間隔(単位)を指定できます。
  • フィールド型に「アセット」「アセット (複数)」を追加しました。
  • 環境変数「publish_queue_limit」を追加しました。1度のタスクでの再構築キューの処理数の上限を指定できます。
  • worker.php に引数「--publish_queue_limit」(再構築キューの実行単位)「--publish_queue_offset」(再構築キューのオフセット)「--sleep」(タスク開始前の待ち時間秒)を渡せるようにしました。
  • タスクの実行間隔を環境変数「タスクID_frequency」で指定できるようにしました。
  • プラグイン「DocumentSearch」に環境変数「documentsearch_pdf_filter」を追加しました。「PHP」を指定すると、フィルタコマンドを使わずに直接 PHPから pdftotextを用いてテキストを抽出します。
  • プラグイン「DocumentSearch」に環境変数「documentsearch_skip_pdf_test」を追加しました。pdftotextコマンドが存在するのに「フィルタ「/usr/local/bin/pdftotext」が見つかりませんでした。」が出力される時、trueを指定してください。
  • プラグイン「DocumentSearch」に環境変数「documentsearch_auto_title」を追加しました。管理画面で入力したファイルのラベルの代わりに文書から抽出したタイトルをインデックス化します。
  • 環境変数「can_rebuild_in_view」を追加しました。インデックス・アーカイブ以外のビューの編集画面に「保存と再構築」ボタンを追加します。
  • プラグイン「SearchEstraier」で、文書の抽出パターンに「開始点と終了点を指定」「正規表現」「XPath」を追加しました。
  • 環境変数「add_param_permalink」を追加しました。環境変数「allow_login」がともに有効な時、管理画面の非公開のコンテンツ且つドメインが異なる時、パーマリンクに必要な時「__mode=login」を追加します。
  • 環境変数「basename_upper_lower」を追加しました。trueを指定するとベースネームカラムで大文字の指定ができるようになります。
  • 環境変数「searchestraier_skip_noindex」を追加しました。meta name=robots content="noindex" 指定のある時、プラグイン「SearchEstraier」の検索インデックスにその文書を含めないようにします。
  • 環境変数「parallel_publish_queue」を追加しました。再構築キューを並列処理・分割処理してメモリ節約と実行時間を短縮できます。この設定は環境によって正しく動作しない可能性があります。動作確認の上ご利用ください。環境変数「php_binary」の設定が必要です。Windows環境ではサポート外となります。
  • 環境変数「publish_queue_per」を追加しました。再構築キューを分割処理して利用メモリを節約できます(結果として実行時間を短縮)。この設定は環境によって正しく動作しない可能性があります。動作確認の上ご利用ください。環境変数「php_binary」の設定が必要です。Windows環境ではサポート外となります。
  • 環境変数「parallel_rebuild_trigger」を追加しました。遅延再構築を並列処理・分割処理してメモリ節約と実行時間を短縮できます。この設定は環境によって正しく動作しない可能性があります。動作確認の上ご利用ください。環境変数「php_binary」の設定が必要です。Windows環境ではサポート外となります。
  • 環境変数「rebuild_trigger_per」を追加しました。遅延再構築を分割処理して利用メモリを節約できます(結果として実行時間を短縮)。この設定は環境によって正しく動作しない可能性があります。動作確認の上ご利用ください。環境変数「php_binary」の設定が必要です。Windows環境ではサポート外となります。
  • 環境変数「members_member_in_worker」「members_member_in_preview」を追加しました。メンバーのIDを数値指定すると、プレビュー時や動的ページの全文検索インデックスを作成する時にそのメンバーのコンテキストをセットします。

改善された機能

  • last_compiled, cache_key, compiled, statusカラムを diffから除外するようにしました。
  • pt-check.php に必要なディレクトリに対する存在チェックと書き込み権限のチェックを追加しました。
  • ブロックタグ「mt:loop」の sort_by属性指定がスペース区切りに対応し、PowerCMSと互換性を保つようになりました。
  • プラグイン「PostOnTwitter」に含まれるテンプレートファイル名を「edit_form_footer.tmpl」から「additional_edit_form_footer.tmpl」に変更しました。
  • プラグイン「PostOnTwitter」での HTTP リクエスト時に環境変数「http_proxy」を利用するようにしました。
  • プレビュー時に開くウィンドウに _target属性を設定し、タブやウィンドウがいくつも開かないようにしました。
  • 一覧画面が表示順の降順の時、行をドラッグ&ドロップした時の再ソートを降順にしました。
  • CSVインポートでエラーのあったファイル名と行数を画面に出力するようにしました。
  • URLの一覧からアクション「物理削除」を実行した時にログを残すようにしました。
  • コンタクトの一覧にステータスアイコンを付けて色分けしました。
  • コンタクトの一覧にステータスによるシステムフィルタを追加しました。
  • プラグイン「SearchEstraier」の文書ドラフトのテンプレートを「html_draft.tmpl」にリネームし、代替テンプレートを利用できるようにしました。
  • バイナリ型・ファイル型のカラムの一覧、詳細ページのアイコン種別に「アーカイブ」アイコンを追加しました。
  • 数値型カラムで編集タイプ「リレーション」モデル「添付ファイル」の時編集画面に SVGファイルのプレビューが表示されるようにしました。
  • 管理画面からの環境変数追加で「publish_callbacks」の追加をできるようにしました。
  • フィームの設問の日付のバリデーションを修正し、テキスト(複数欄)で年月日を渡した時に正しく日付のチェックを行うようにしました。
  • プラグイン「UploadUtilities」で独自に追加したアセット・リレーション型カラムのステータス同期に対応しました。
  • 公開者がオブジェクトを保存したあとに画面に表示されるワークフローのメッセージをそのメッセージを保存した人のみに表示されるようにしました。
  • 文書に meta keywordsが指定でされている時、pt-recommend-api.php でユーザーの興味・関心に利用するようにしました。
  • 作成・編集画面で、一覧表示権限があって作成権限のないユーザーに「一覧に戻る」ボタンを表示するようにしました。

修正・変更された機能

  • オブジェクト複数形のブロックタグ (mt:entries等)とプラグイン「MixedObjects」の「conditions」属性で nc(Not Contains)を指定している時正しくマッチしない問題を修正しました。
  • オブジェクト複数形のブロックタグ (mt:entries等)で数値タイプのリレーション名を指定した時、_filterパラメタ指定のある時、フィルタが2重に処理されてしまう問題を修正しました。
  • オブジェクト複数形のブロックタグ (mt:entries等)で workspace_idsに「all」を指定した時に期待通りの結果が取得できない問題を修正しました。
  • tools/rebuildFile.php でステータスが公開でないオブジェクトのサムネイルが出力される問題を修正しました。
  • tools/rebuildFile.php でリビジョンの処理をスキップするようにしました。
  • 特定条件でフィールドセレクタが非表示になる問題を修正しました。
  • 「property」というモデルを作成しているときプラグイン「PluginStarter」を有効化すると propertyの編集画面が正常に表示さきなくなる問題を修正しました。
  • 「image」というモデルを作成しているときの編集画面が正常に表示さきなくなる問題を修正しました。
  • プラグイン「SplitPage」で複数のアーカイブを分割設定している時、ポップアップウィンドウの再構築で2つめ以降のオブジェクトが分割されず全件出力される問題を修正しました。
  • プラグイン「SplitPage」でアーカイブにトリガー指定をしている時、時限公開がトリガーで再構築される時分割されたページが再分割される問題を修正しました。
  • URLマップのコンテナとトリガーに同じモデルを指定している時にトリガーがスキップされる問題を修正しました。
  • オブジェクトのリレーション項目をループ出力するブロックタグで「ignore_filter」タグ属性が無視される問題を修正しました。
  • 定期実行タスクなどによる再構築で performance.logが記録されない問題を修正しました。
  • プラグイン「HTMLImporter」で対象モデルの選択が正しくならないケースを修正しました。
  • モデル「グループ」をトリガーに指定している時、アーカイブ無効の設定のグループのトリガーが引かれない問題を修正しました。
  • 選択ダイアログで検索を実行し、ヒットするものがなかった時に一覧に戻るとパラメタが不足してしまう問題を修正しました。
  • アセットのファイル差し替えでサムネイルやメタデータが更新されないケースを修正しました。
  • 一覧からタグを追加・削除した時に再構築結果が正しくならないケースを修正しました。
  • PADO_DB_BLOB2FILE 指定のある時、リビジョンの作成・マスタへの適用でサムネイルや BLOBデータが消えるケースを修正しました。
  • プレビューを行なうとそれ以降フィールドの値が更新されなくなる問題を修正しました。
  • プラグイン「SimplifiedJapanese」で要素内に「0」だけがある時、変換結果から内容が欠落する問題を修正しました。
  • 一覧画面で「全n件を選択する」にチェックを入れて表示順を保存した時、非表示になっているオブジェクトの表示順が「0」になる問題を修正しました。
  • バイナリ型のカラムに添付したファイルを削除した時にプラグイン「DocumentSearch」の検索インデックスに残る問題を修正しました。
  • 一覧画面からオブジェクトを選択して削除すると、一覧画面に戻った時に削除したオブジェクトが一定時間残るケースを修正しました。
  • 環境変数「validate_url」の初期値を true としました。ダイナミック・パブリッシングの時、どのスコープで実行されているかに関わらず URLを見て URLオブジェクトを SELECTします。
  • プラグイン「HTMLImporter」でインポートしたコンテンツの HTMLコメントが数値参照になる問題を修正しました。
  • ビュー及び URLマップの一覧画面で「表示順を保存」した時にコンパイルキャッシュが壊れ、出力ページの内容やパスが不正になる問題を修正しました。
  • 「保存と再構築」ボタンクリック時以外でトリガーが動作しないため、URLマップの作成・編集画面で再構築トリガーからビューを削除しました。
  • SQL文を指定してオブジェクトを loadした時、メモリキャッシュに保存しないようにしました。
  • リビジョンに対する操作について、ログのメッセージを修正しました。
  • モデル名に「_」を含むモデルのオブジェクトの前後のオブジェクトを取得するタグ名に「_」が残っていた問題を修正しました。互換性のため「_」付きのタグもそのまま利用できます。
  • リビジョンの保存時に必須チェックなどでエラーとなった場合、見出しとフッタのボタンが編集画面の要素になる問題を修正しました。
  • プラグイン「DocumentSearch」で、アセットのファイル名を変更して保存した時に古いファイルが検索インデックスに残る問題を修正しました。
  • リビジョンを保存した時に出力ファイルが消える問題を修正しました。
  • リビジョンを作成した時にユニーク指定のあるカラムに「値(のクローン)」文字列が追加されないようにしました。
  • プラグイン「UploadUtilities」の設定画面で、ステータス同期対象モデルに管理画面から追加したモデルが出ない問題を修正しました。
  • URLマップの編集画面で選択済みビューの名前が取得できないケースを修正しました。
  • ファンクションタグ「mt:var」の name属性に rerquest.プレフィックスがあり、「join」属性の指定がある時に値が1つしか取得できない問題を修正しました。
  • tools/rebuildFiles.php 実行時と一覧画面からの「ファイル出力」の時には環境変数「comp_url_md5」を「false」に設定するようにしました。
  • 「変更不可」指定のあるカラムの値について、時限差し替えを行った際にオリジナルの値を引き継ぐようにしました。
  • アーカイブが公開済みのオブジェクトのパーマリンクが変更になった時に古い URLがプラグイン「SearchEstraier」のインデックスに残る問題を修正しました。
  • プラグイン「HTMLImporter」で取得した要素が文字化けするケースを修正しました。
  • モデルの編集画面で「数値」型のカラムに対して詳細ダイアログで「リレーション」を選択した時「階層」が選択肢に出てこない問題を修正しました。
  • プラグイン「PostOnTwitter」のプラグイン設定でコンテナ指定のあるURLマップのモデルがモデルの選択肢に表示されない件を修正しました。
  • プラグイン「SearchEstraier」で、文書のタイトルに含まれる全角英数記号を含むクエリでヒットしない問題を修正しました。
  • 2段階認証の設定をしている時、別ドメインでログインすると管理画面に遷移する問題を修正しました。
  • プラグイン「BatchApproval」での一括承認はリビジョンの一覧からは正しく動作しないため、リビジョンの一覧からは選択できないようにしました。
  • プラグイン「HTMLImporter」で、XPathの処理で DOMXPath::evaluate の結果が string型でない時に正しく値が取得できない問題を修正しました。
  • CSVインポート時に、モデルからリレーション設定しているモデルがリビジョン対応の時、リビジョンの方に関連づいてしまう可能性があるケースを修正しました。
  • 環境変数「async_usleep」を廃止しました。
  • プラグイン「TinyMCE」のエディタひな形のドロップダウンの表示順を管理画面で設定した「表示順」の昇順になるようにしました。
  • 改行を含む値を含む CSVからインポートした際に改行が削除されてしまうケースを修正しました。
  • クエリキャッシュが有効な時、一覧画面からオブジェクトを削除した際に一覧画面にオブジェクトが残ることがある問題を修正しました。
  • GIF形式のファイルがアップロードできない問題を修正しました。
  • GIF形式のファイルのサムネイルが生成できない問題を修正しました。
  • リレーション先のテーブル名に radio、select、dialog、checkbox などの文字列が含まれると編集画面が意図通りにならない問題を修正しました。
  • プラグイン「SearchEstraier」でタイトル取得を「title要素」にしている時にタイトルが取得できないケースを修正しました。
  • プラグイン「DocumentSearch」でファイルを上書きした時に検索インデックスが更新されない問題を修正しました。
  • プラグイン「DocumentSearch」でファイルの拡張子を変更してファイルをアップした時に古いファイルの検索インデックスが残る問題を修正しました。
  • クエリキャッシュが有効な時、プラグインによるフックやコールバックでクエリキャッシュが適切にクリアされないケースを修正しました。
カテゴリ   :   リリースノート
最終更新 : 2023-02-20 12:06