アップグレード後に500 / 400 エラーが出た場合
500エラーについて
PHP8.0.0未満の環境で500エラーが出た場合、再度パッケージをダウンロードいただきver.3.621 / 2.7621に差し替えください。
400エラーについて
以下のケースで400 Bad Requestが出ることがあります。
- 管理画面のURL(ホスト・ドメイン)がシステムおよびスペースのサイトURLのいずれとも一致しない場合
- 環境変数「cfg_admin_url」を指定していない場合
400エラーの対処方法
以下のように環境変数「cfg_admin_url」または「allowed_domains(配列)」を指定することでこの問題を回避できます。この設定は config.json に記述する必要があります(管理画面からの登録はできません)。
"cfg_admin_url" : "https://cms.powercmsx.jp/admin/index.php",
"allowed_domains" : ["cms.powercmsx.jp"],
ver.3.62 / version 2.762
新機能
- 環境変数「cookie_samesite」を追加しました。クッキーの「samesite」属性を指定します。初期値は「Strict」です。この環境変数は PHP7.3以降でのみ有効です。
- プラグイン「TinyMCE」でエディタひな形に「カスタムボタン」を登録できるようになりました。
- RESTfulAPI の「update」メソッドで一部のカラムのみを指定してオブジェクトを更新できるようになりました。
改善された機能
- 環境変数「unchange_disp_upgrade」指定のない時、スキーマアップグレードでカラムのオプションの更新を反映されるようにしました。
- ブロックタグ「mt:grouploop」が「limit」「offset」属性をサポートしました。
- 一覧画面からオブジェクトの表示順を変更した時にログを残すようにしました。
- プラグイン「SearchEstraier」の「plugins/SearchEstraier/tools/syncCasket.php」の重複起動を防止するようにしました。「searchestraier_work_dir」に指定したディレクトリに pidファイルを生成します。
- 管理画面のヘッダに値を挿入するための変数「add_header_system」「add_header_workspace」を追加しました。
- プラグイン「Members」の「plugins/Members/app/pt-view-members.php」(ログインメンバーのみにファイルを見せたいときにリライト先に指定するプログラムのサンプル)をHTTP Rangeリクエスト(HTTP 範囲リクエスト)に対応させました。会員サイト内の動画・音声メディアを途中から再生することが可能になります。
- ファイル名に空白等が含まれる時、プラグイン「AWS_CloudFront」でキャッシュ無効化リクエスト時に「Your request contains one or more invalid invalidation paths」が発生するのを回避するようにしました。
- ブロックタグ「mt:objectloop」をリレーションカラムで絞り込むときも「array_and_or」属性に「OR」が指定できるようになりました。
- 「worker_db_caching」が「false」の時、クラス「PADO」のloadメソッドでID指定で読み込んだオブジェクトをキャッシュしないようにしました。
修正・変更された機能
- [セキュリティ・アップデート] HOSTヘッダー・インジェクション対策として環境変数「verify_host」指定のある時(初期値 true)初期化時 HOSTヘッダをチェックするようにしました。
- [セキュリティ・アップデート] 環境変数「allowed_domains」(許可するホスト名の配列)を追加しました。ここに指定のあるホスト及びシステムとスペースのサイトURL、リンクURLをホワイトリストとしてチェックします。
- プラグイン「TinyMCE」のプラグイン設定のツールバーから「insert styleselect」を削除しました。
- RESTfulAPI の「insert」メソッドでカラムのデフォルト値がセットされない問題を修正しました。
- 環境変数「path_upperlower」を「true」で設定している環境で保存済みアセットの拡張子の大文字小文字を変更できないケースを修正しました。
- プラグイン「TinyMCE」のプラグイン設定から「CDNを利用」を削除しました。
- カラムの文字数制限のある時管理画面からのオブジェクト保存時に改行が 2文字としてカウントされる問題を修正しました。
- バイナリカラムが複数あるモデルを CSV エクスポートしたとき、バイナリカラムのラベル(代替テキスト)が全て同一になってしまう問題を修正しました。
- スペース管理者権限があるユーザーがスペース配下のオブジェクトを編集できない問題を修正しました。
- モデルの保存時に「version_compare(): Passing null to parameter #1 ($version1) of type string is deprecated」エラーが出る問題を修正しました。
- インデックスの洗い替え中に「plugins/SearchEstraier/tools/syncCasket.php」を実行した時に pidファイルが残る問題を修正しました。
- 環境変数「canonicalurl_compat」が false のとき、ファンクションタグ「mt:canonicalurl」「mt:canonicallink」の「with_index」属性が機能しない問題を修正しました。
- 環境変数「canonicalurl_compat」が false のとき、日付ベースアーカイブでファンクションタグ「mt:canonicalurl」「mt:canonicallink」が現在のページの URL を出力しない問題を修正しました。
- ファンクションタグ「mt:canonicalurl」「mt:canonicallink」がパーマリンクを返すとき、コンテキストに影響を受ける問題を修正しました。
- プラグイン「BannedWords」で 半角カナ→全角カナ変換の際、半角カナの濁点が変換対象にならない問題を修正しました。
- グループのオブジェクトに対する削除権限がある時、オブジェクトの編集画面に「削除」ボタンが表示されない問題を修正しました。
- 環境変数「no_encode_filename」が falseの時、マルチバイトファイル名の画像が「convert2webp」モディファイアで変換されない問題を修正しました。
- task_idsを指定して「maintenance_time」内の処理が実行された時に sessinが保存されて以降の処理がスキップされる問題を修正しました。
- プラグイン「AppProperties」のブラックリストに「cookie_domain」を追加しました。
- プラグインの「locale」の「ja.csv」の文字コードを「UTF8」に、改行コードを「LF」に統一しました。
- 複数のリレーション型のカラムのあるモデルを保存した時、意図しないアーカイブが出力されるケースを修正しました。
- プラグイン「HTML_CodeSniffer」の検証結果に表示される翻訳を修正しました。
- db-config.phpが存在し、config.jsonが存在しない場合にpt-check.phpがエラーになる問題を修正しました。
- プラグイン「HTML_CodeSniffer」の検証結果に表示される翻訳を修正しました。
- プラグイン「DocumentSearch」プラグインで「Undefined variable $message (2) occured」エラーが出るケースを修正しました。
- 条件分岐でURLマップフィールドが空になるURLマップにおいて、ファイルが削除された時にS3からファイルが削除されない問題を修正しました。
- テンプレートタグの含まれないビューからファイルをインクルードしている時にHTMLタグの開始文字と終了文字がダミー文字列に置換される問題を修正しました。
- ユーザー設定で操作系ボタンを下部に固定した際にヘッダーのメニュープルダウンが背後に配置される問題を修正しました。