よくあるご質問

環境変数を設定することで実現可能です。

PowerCMS X本体を格納しているディレクトリ、もしくは別のディレクトリに案件固有のファイルを格納するディレクトリ（例：user_customized_files）を作成し、その中にモデル定義（models）・プラグイン（plugins）・代替テンプレート（alt-tmpl）を格納するディレクトリを作成します。その後、下記のようにconfig.jsonにパスを追記します。

"model_paths" : ["/path/to/powercmsx/user_customized_files/models"],
"tmpl_paths"  : ["/path/to/powercmsx/user_customized_files/alt-tmpl"],
"plugin_paths": ["/path/to/powercmsx/user_customized_files/plugins"],

※ /path/to/powercmsx は PowerCMS X 設置ディレクトリへのフルパスに読み替えてください。

これにより案件固有のファイルを独自ディレクトリで管理できるようになります。

user_customized_files や config.json、db-config.php といったファイルを除いたディレクトリ・ファイルを入れ替えるだけで PowerCMS X のアップデートが可能になります。このような構成としておくことで、アップデート時に誤って案件固有のファイルが消失してしまうのを防ぐことにも繋がります。

なお、代替テンプレートはその「パス + ファイル名」が最も長いファイルが優先して利用されます。そのため、代替テンプレートのパス＋ファイル名が標準のパス＋ファイル名より長くなるようにディレクトリを設定してください。

プラグインに含まれるアセットを読み込む場合の注意点

user_customized_files ディレクトリをドキュメントルートの外に設置した場合、そのままでは user_customized_files/plugins 以下に配置したプラグインに含まれる JavaScript や CSS 等のファイルをページに読み込めないため、設定に工夫が必要となります。例えば user_customized_files/plugin_assets ディレクトリに JavaScript や CSS 等のファイルを配置し、ウェブサーバーの設定で alias を設定するなどの方法が考えられます。