PowerCMS X ブログ

2023-12-13

PHP の Fatal error を補足してメールで通知する PHPFatalErrorNotification プラグイン

※ 本記事は「Alfasado Inc. / LAB Inc. Advent Calendar 2023」の13日目の記事です。

突然ですが PowerCMS X は PHP で書かれた製品です。

PHP ではプログラムに問題があるときやサーバーのリソースが枯渇したときなど、プログラムを実行することができない致命的なエラーが発生したときに「Fatal error: ......」というエラーメッセージを表示してプロセスを強制終了させます。

通常 PHP が Fatal error となった場合、(設定されていれば)ブラウザや標準エラー出力にエラーメッセージを表示しつつログファイルにエラーを記録します。この時、エラーを確認できる状況や権限を持っていれば、エラーメッセージをもとに発生原因を調査することができますが、実際にはこれが難しい状況にあることも珍しくありません。

そこでやっと本題です。PHP が Fatal error となった時にメールでエラーを通知するプラグイン「PHPFatalErrorNotification」です。
PHPFatalErrorNotification プラグインは常に有効にするというよりは、構築中や何らかの問題が発生した際の調査目的での利用を想定したプラグインとなりますが、使い方は簡単です。

ダウンロード:PHPFatalErrorNotification.zip

  1. 上記ダウンロードリンクよりプラグインファイルをダウンロード
  2. 利用している PowerCMS X 環境のプラグインディレクトリに解凍したプラグインファイルをアップロード
    環境変数「plugin_paths」を設定し、別のディレクトリに設置することをお勧めします
  3. PowerCMS X にログイン
  4. プラグイン管理画面にて PHPFatalErrorNotification プラグインを有効化
  5. PHPFatalErrorNotification プラグインの設定ダイアログを開き、「通知先メールアドレス」欄にメールアドレス設定

以上で PHP の Fatal error が発生した時にメールでエラーを通知してくれるようになります。

PowerCMS X でサイトを構築する際の一助となりましたら幸いです。

※ 執筆時点で最新の PowerCMS X ver.3.541 にて動作確認をしています
※ プラグインが読み込まれる前に発生した Fatal error は補足できません

カテゴリー:プラグイン | 技術情報

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