PowerCMS X ブログ
2024-12-24
PowerCMS X でサイトを設計・構築するとき、製品標準のモデルである「記事 ( entry モデル )」や「ページ ( page モデル )」を模した独自のモデルを作成する事があると思います。
今回は『「記事」モデルの「タイトル」「本文」「フォーマット」カラムを参考に独自モデルを作成したけれど、編集画面の見た目が違うぞ…?』という方に向けた記事となります。
例として、下記のカラムをもつ独自のモデル「blog_post」を作成します。
名前 | ラベル | タイプ | NOT NULL | インデックス | ユニーク | 変更不可 | 一覧表示 | 編集表示 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
title | Title | テキスト(255) | 〇 | 〇 | - | - | プライマリ | プライマリ |
text | Body | テキスト | - | - | - | - | なし | リッチテキスト |
text_format | Text Format | テキスト(50) | - | - | - | - | なし | なし |
早速作成した「blog_post」の編集画面を開いてみると、「記事」編集画面とは見た目が異なっています。
独自に作成したモデルの編集画面と、「記事」モデルの編集画面とで具体的に異なるのは以下の2点。
ということで、独自モデルの編集画面をカスタマイズしていきます。
PowerCMS X では管理画面をカスタマイズするための仕組みがあらかじめ用意されています。
上記のドキュメントには様々なカスタマイズの方法・アプローチが記載されていますが、今回は以下の手順で「カスタマイズ・テンプレートを設置する」方法でカスタマイズします。
用意するファイルは2つです。以下よりダウンロードしてください。
ファイルの中身は下記の通り。
<mt:include file="tmpl/include/edit/entry/column_title.tmpl">
<mt:include file="tmpl/include/edit/entry/column_text.tmpl">
PowerCMS X を下記のパスに設置しているとします。
/var/www/htdocs/powercmsx
今回は以下のパスに作成したカスタマイズ・テンプレートをアップロードします。
/var/www/htdocs/powercmsx/user_customized_files/alt-tmpl/include/edit/blog_post/column_title.tmpl
/var/www/htdocs/powercmsx/user_customized_files/alt-tmpl/include/edit/blog_post/column_text.tmpl
※ 例として /blog_post/
というディレクトリ内にファイルをアップロードしていますが、実際には作成したモデル名である必要があります。
作成したモデルが「news」だった場合は /blog_post/
ではなく /news/
ディレクトリ配下にアップロードしましょう。
config.json に下記を追記します。
"tmpl_paths": ["/var/www/htdocs/powercmsx/user_customized_files/alt-tmpl"],
ということで、管理画面のカスタマイズを適用した独自モデル「blog_post」の編集画面は以下の様になりました。
「タイトル」欄「本文」欄が画面いっぱいに表示され、「フォーマット」セレクトボックスを変更する事で「本文」欄が切り替わる様になりました。
サイトを制作される際の参考となりましたら幸いです。