株式会社WAVE様は、コンセプトワークをはじめ、マーケティング、クリエイティブ、ウェブサイト構築、イベント運営まで幅広い事業を展開され、クライアントのウェブサイトや印刷物のみならずブランディング戦略など、多様、かつ「DECENCY(品位)」がある価値創造に取り組んでいます。
大学の公式サイト向けに PowerCMS X を複数ご採用いただき、プラグイン開発等で弊社がお手伝いをしているケースもあります。今回は、CMS の選定から構築・運用まで色々と伺いました。
株式会社WAVE
https://www.waveltd.co.jp/ 別ウィンドウで開きます
インタビュー日
2023年11月16日
ご担当者様
「WAVE は何の会社ですか?」と聞かれることも多いのですが、一言で言うと独立系マーケティング&クリエイティブ企業です。その領域は、WEBサイトやグラフィックデザインはもちろん、広報戦略の立案や中長期ビジョンの構想、大学のキャンパス運営、イベント企画・運営、最近はAIサービスの開発なども手掛けており「幅広さ」が一つの特長です。グラフィックデザインやウェブ・システム開発といった事業ごとで部署が分かれておらず、プランナーが様々な事業に携わることで複合的な独自のノウハウを築いています。
ウェブサイトの制作・開発では、御社のようにシステム開発を得意とされる会社と連携することもありますが、基本的にはデザインから構築・運用まで社内で完結できるような体制になっています。
比較的、教育機関の仕事が多いのも弊社の特色です。PowerCMS X はこれまで中規模〜大規模の公式サイト案件で導入していますが、ハイエンドな CMS の中で非常に選びやすい価格帯であることに加えて、機能の充実性や拡張性が高いため、予算感や要件にマッチしやすいというのが選定理由として大きいです。
クライアントの指定がオープンソースの CMS 構築である場合もありますが、PowerCMS X は国産で日本語でのサポートを受けられますのでありがたいですね。静的HTML が出力できるのも、セキュリティの重要性が高まる状況を考えると安心感があります。
PowerCMS X はあらゆる機能が最初からパッケージされているところがとてもいいと感じていますが、プラスアルファ再構築が軽快で速く、本当に感動するレベルです。
過去にリリースした案件についてお話をしますと、以前の CMS では再構築をするとサーバーがダウンしてしまうこともあったそうですが、現在は1,000ページ規模の再構築でもしっかり動いていて、お客様はまさに今、感動体験をしているところです。
これまで PowerCMS X を大学の公式サイトとして複数導入してきた経験から、大学ならではの特性を考慮した実装時に工夫すべきポイントもわかってきまして、ストレスのないサイト運用環境の構築に繋げられていると思います。
リッチテキストエディタの中にあるエディタひな形機能は、ページの量産にとても役立ちました。ブロックエディタ機能がリリースされる前だったのもありますが、エディタひな形でパーツ集のようなものを作成しておくことで、HTML に長けたメンバーではなくても作業が可能になりました。
運用されるお客様側もリッチテキストエディタを使いこなせる方々がいらっしゃる場合は、この機能との親和性が高いと感じます。
また、コンテンツによって、このリッチテキストエディタで自由に作れるパターンと、モデルのカラムやフィールドで入力を制限しているパターンとの両方がありますが、リッチテキストエディタに入れておいたテキストは、管理画面上でも検索対象になるところが使いやすいです。
加えて、リビジョン機能は本当に便利です。
リビジョンを作成することで公開中のページはそのままに更新後の状態が確認できるので、ステージングサーバーでの確認ステップを省くことができ、CMS サーバーから静的ページをフロントサーバーへプッシュするといったシンプルな構成が可能になりました。
変更履歴を自動保存してくれるところも素晴らしいです。
さらに、ライブプレビュー機能を使えば、予約投稿が反映されたトップページ(未来の状態)が見られるようになるのは大変便利だと思っています。 他には、ワークフロー機能はもちろんのこと、外部プレビュー機能、リンクチェック機能あたりも活用しています。
ウェブサイトのリニューアルにあたり様々な課題がある中で、「こうだったらいいな」と想像していたことが実現できる CMS だと感じています。
製品サポートとのやり取りは、弊社の技術者が直接やり取りする形をとっています。その方がキャッチボールもスピーディーで、大変お世話になっています。
これまでのお付き合いの中で、サポートの延長でカスタマイズをお願いしたケースがあるのですが、実は最初の頃はコミュニケーションがうまくいかなかったことがありました。
基本的には自分たちで構築しますので、開発元ならではの専門的な部分をフォローいただきたいときにカスタマイズをお願いしています。その要件定義を自分たちだけで全部行ってからご依頼しますと、やはり着眼点が異なりますのでなかなかうまく進まない。そこで、できるだけ早い段階で御社にご相談しながら進めていく方法を提案しましたところ、前向きにご協力くださいました。そのほうが製品の機能をうまく活かせますし、スムーズだと感じています。
最新の案件では専門的な開発要件があり、御社のディレクターに入っていただきました。大変心強かったですし、その方のおかげで無事ローンチまでこぎつけられたと感じています。
我々は大阪発祥の会社ですが、約20年前に東京に進出し、2023年には東京支社を本部化し、規模を拡大しています。
PowerCMS X をはじめとする様々なツールや、御社のような専門的なスキルを持つ会社様と一緒に併走しながら、ノウハウや知識をどんどん蓄えて、より深い価値をお客様に還元していきたいと思っています。