PowerCMS X ブログ
2024-06-25
PowerCMS X (パワーシーエムエステン) ver.1 をリリースしたのが2018年11月、早くも5年半ほど経過しました。
その間、PowerCMS X は様々な進化を遂げ、先日のプレスリリースどおり、大規模なウェブサイトでも採用され導入実績も増え続けています。
PowerCMS は Perl と PHP で書かれていて管理画面は Perl で書かれていますが、PowerCMS X は すべて PHP で書かれていて、プラグインも PHP で作成できます。
まだまだ PowerCMS X と PowerCMS が別の製品であるということが伝わっていないケースも少なくありませんが、PowerCMS X は PowerCMS での経験を活かし、全くゼロベースで設計・実装された新しい CMS です。完全に別の製品となり、PowerCMS の後継や上位版のような位置づけではありません。
別の製品であるため、PowerCMS から PowerCMS X へ自動的にアップグレードすることはできません。CSVインポート・エクスポート機能や、記事のインポート機能などを使ってデータを移行する必要があります。テンプレート(PowerCMS X ではビュー)についてもほぼ同じ書き方ができるものの、やはりそのまま使えるわけではありませんので必ず手を入れる必要があります。
CMS の機能については、もちろんそれぞれできること・できないことはありますが、CMS として兼ね備えていてほしい基本的な機能はどちらにも備わっていて多くの共通点もあります。たとえば、スペースを分けてディレクトリごとに管理画面の領域を分けたり、管理画面にテンプレート(ビュー)があってパブリッシュをしてファイルを生成したり、記事の画面にリッチテキストエディタがあったり、ステータス管理やワークフロー、公開予約についてもほぼ同じような感覚で使えます。
少々古いものですが、基本機能をご説明している動画もありますのでぜひご覧ください。
機能以外の部分でどちらを選定するか悩んだときには、弊社営業視点で書かれた記事もぜひ参考にしてみてください。
モデルとは、データベースのテーブルの構造を定義し、管理画面の入力フォームを同時に定義することができるものです。
「記事」「ページ」「カテゴリ」「アセット」などデフォルトで用意されているオブジェクトがありますが、これらの正体は「モデル」です。
詳細は モデルの基本 (モデルの作成とプロパティ) のページをご一読いただくとして、管理画面からモデルを作成すると、データベースにテーブルが作成され、モデルに「カラム」を作成するとテーブルにカラムが追加されます。それと同時に、管理画面作成ツールの側面も持っていて、データベースのスキーマを定義すると同時に、管理画面上でそのデータをどのように入力・管理するかを定義します。オブジェクト同士を1対1または1対多で関連づける「リレーション」もできます。
つまり、システムに合わせて工夫してコンテンツを作成するのではなく、コンテンツに合わせてシステムを自由に設計することが可能です。モデル設計の考え方については、下記の記事をぜひご一読ください。もちろん、弊社が設計や構築を承ることもできます。
Movable Type や PowerCMS での構築経験のないお客様、パートナー様でも開発を行っていただいているケースも増えてきました。
動作検証目的で環境を構築される場合、無料の「開発者ライセンス」があります。
「ユーザー数は1名」「サイトを外部公開しない」といった制限事項はありますが、カスタマイズ内容の試行錯誤にご活用いただけます。
開発者ライセンスをご希望の場合は、開発者登録フォームからお申し込みください。
実際に触ってみていいただく機会を増やすことで、PowerCMS X に対応できる人・会社の広がりも感じています。
ぜひお気軽に PowerCMS X をお試しください。